ずばり!コンタクトレンズで失明する場合があるということを、あなたはご存じでしょうか?
これは誰にでもあることで、珍しいことではありません。
コンタクトレンズを購入したときは、正しい使い方をしますが、慣れれば適当という人もいるのではないでしょうか?
そういう人に警鐘を鳴らす病気があります。
それは「アカントアメーバ角膜炎」です。
これはどんな病気なのでしょうか?
アカントアメーバ角膜炎とは?
この病気にかかる人の約90%がコンタクトレンズを使用しているというのをご存じでしょうか?
アカントアメーバ角膜炎の原因となる細菌は、土の中やなんと水道水と身近なところに潜んでいます。
アカントアメーバは健康な角膜には侵入できないため無害ですが、眼に傷ができていると、そこから侵入して、病気を引き起こします。
その傷ですが、目をこすることでも傷はできますが、これくらいの傷だとまだ安心していられますが、コンタクトレンズで付く傷は気楽に考えない方が良いでしょう。
このコンタクトレンズでできた傷から細菌が入り込み、アカントアメーバ角膜炎となります。
このアカントアメーバは他の細菌を食べて生きているため、コンタクトレンズなど不潔にしていると、どうしても細菌が繁殖してしまいます。
それを食べて生きていくのです。
これが原因となり、コンタクトレンズで傷ができれば、そこに居座る形となります。
アカントアメーバ角膜炎の症状とは?
症状としては、眼の痛みや目やにが出る。
また、異物感があり、強い痛みを伴うこともあります。
しかし最初の時期では、あまり自覚症状はなく、ゆっくりと進んでいきます。
このために自覚し始めたころは、かなり症状が進んでいる状態です。
またこの状態になると、症状が角膜ヘルペスや角膜真菌症と似ているので、病院でも確かな診断がしにくいのが特徴となります。
症状がこのまま進行していくと、どのようになるかというと、慢性的な眼の充血やかなり強い痛みを感じます。
そして視力の低下が始まり、もっとひどくなると目の角膜が白くなり角膜に穴が開いたり、視力低下が進んで失明することもあります。
普通は両方の目ではなく、片方の目に発症します。
アカントアメーバ角膜炎の目薬や治療法はあるの?
治療方法としては、アカントアメーバ角膜炎の特効薬は開発されていません。
ではどうするかというと、抗真菌薬や消毒薬を点眼します。
そして直接アメーバに侵されている部分を削り取ります。
だいたい完治するまでには、数か月かかることがあるくらいです。
また、完治したとしても、角膜に傷が残ってしまい視力がもどらないことまであります。
こうなると、角膜移植ということになるでしょう。
とにかく完治が難しい病気といっていいでしょう。
こうならないためにも、コンタクトレンズは清潔に保つように心がけましょう。
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