顔は浮かぶけど、なんて名前だったかな? あれ?どこに置いたかな?
こういった出来事が増えると、もう若くないから、年だからと口にする方も多いことでしょう。
しかし、その覚えられないということを、年という都合のいい言い訳にしてあきらめていませんか?
トレーニングすることで記憶力は上げることができるのです。是非チャレンジしてみてください!
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一時記憶と海馬
ご存知の方も多いかもしれませんが、まずは記憶のメカニズムを知りましょう。
人の記憶には一時的な記憶と長期的な記憶があります。
一時的な記憶は「海馬(かいば)」という部分に記憶されます。図を見ると分かるように人の親指の大きさ程しかありません。
海馬には、一時的な記憶と、情報が重要かどうかを判断する役目を担っています。海馬が留めておける記憶量はさほど多くないので、最近のようにインターネットなどからどんどん情報が入ってくる時代では忘れていくスピードも速くなっていると言われています。
長期的記憶は小脳
では、情報を一時的でなく長期的に記憶する役割を果たしているのは?というと、「小脳」です。上の図を見ても、海馬より断然大きな場所です。
海馬に何度も入ってくる情報は、これは重要だと判断され、ニューロンという神経細胞を通り、小脳に届けられ長期的に記憶されていくのです。
インプットとアウトプット
どうすれば小脳に記憶されるようになるのかというと、繰り返し復習することなのです。
まずは、これが大事な情報だよと海馬にインプットさせ、今度はそれを口に出して誰かに説明する、また紙にまとめることによって、アウトプットするのです。
こうすることが、大事な記憶だと判断させ、かつその事柄を整理して小脳に送る手段なのです。
自分では理解しているけれど、人に説明しようとするとできないという方おられませんか?それは情報をきっちり自分では理解しておらず、ただ海馬に放り込んだに過ぎないのです。
人に説明したり、まとめることで、整理して理解ができ、小脳に送られやすい情報となります。
スピードアップで脳処理力を高める
小脳に記憶されても、それが必要な時に思い出せないのでは意味がありません。そこで、欲しい情報がすぐに思い出せるように脳の処理力を高めることも大切です。
これはスピードアップすることです。
脳にもメリハリが大事で、ダラダラと仕事や勉強をするのでは効率があがりにくいのです。
例えば朝の10分に集中して、倍のスピードで物事を処理するのです。早口言葉でもいいですし、音読でも、計算でも構いません。
記憶力を高めるには、覚えておきたい記憶を整理して自分の小脳に蓄積する為、アウトプットすること、そしてそれがすぐに取り出せるように処理能力トレーニングがお勧めです。
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