昨今では、母乳育児についていろいろな意見が飛び交っています。
私たちの中には、昔から母乳育児は良い!聞いている方が多く、最近の母乳育児は危険!という考えが逆にデマなのではないか?とネット上の情報に、踊らされ何が本当で何かウソなのかわからない状態になっています。
今回はそんな方々に、看護学校での教育の観点と、1児の母の経験談などを元にメリットとデメリットをまとめてみました!
母乳育児のメリット
・コミュニケーション
授乳時には、抱きしめる行為を行うので、コミュニケーションをはかることができます。
・免疫力の向上やアレルギー予防
初乳には、母親由来の免疫物質が含まれているため、授乳により赤ちゃんにも免疫がつきます。
・子宮収縮の促進で、子宮が回復しやすい。
これは有名ですよね。
授乳時のホルモンの影響によって子宮の収縮が促進され、産後の子宮回復が早まります。
ミルク代
母乳育児はミルクと比べてかかる費用が安くすみます。
・ダイエット
母乳育児をしていると、産後に痩せやすいようです。
・手間がかからない
夜中の赤ちゃんへの対応がミルクと比べて負担になりません。
・SIDS(乳幼児突然死症候群)の予防になる
母乳育児をしていると、ミルク育児の赤ちゃんよりもSIDSになる確率が低いという報告があります。
母乳育児のデメリット
・母乳の量が分からない
どのくらい赤ちゃんが飲んでいるのか、どれくらいあがればよいのかわからない。
・授乳間隔が短いため、頻回な授乳が必要
母乳はミルクに比べて腹持ちが悪く、消化されやすいので授乳回数が多いです。
母体の睡眠時間を考えるとデメリットとなります。
・乳腺炎や乳頭裂傷が起こる
授乳の回数が多いので、乳腺炎や、乳頭裂傷を起こす可能性があります。
・卒乳が大変
母乳育児の方は卒乳させることが大変なようです。卒乳させるために意地でもあげないと頑張っているママもいるようです。
・母親の食事内容に左右される
これは逆にメリットともとれる場合があります。
母親の食事によって母乳の質が左右されてしまいます。味も変わってしまうようです。授乳中は気をつけなければなりません。
おまけに
このように、メリットとデメリットがそれぞれたくさんあります。この他にもまだまだありますので、母乳育児はいいという方、危険という方もいて当たり前です。
また、母乳育児で育った子どもは、発達障害を起こしやすいという説があるようですが、実際には根拠はなく、母乳育児の子どもは認知能力やIQが高くなるというデータもあるようです。
母乳のみ・混合・ミルクのみ、一つ一つにメリット・デメリットがあるので、自分に合った授乳方法を選択しましょう。
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