社会人になったからには、のし袋の一つや二つ、
スマートに書けるようにしておかなくてはなりません。
今まで親に任せっきりだった方がほとんどでしょうが、
なにも難しいことはありませんので、身構える必要はありません。
基本を押さえられれば大丈夫です。
お礼金の封筒書き方。他人と差がつく知識☆
封筒の書き方は決まっています。
表の下半分中央に自分の名前を書きます。
上半分中央に、御礼、内祝、寿など、用途に応じて書けばいいのです。
字の上手い下手は関係ありません。
毛筆で丁寧に書けばいいのです。御礼なのか、内祝なのか、
なんと書けばいいかわからなければ、ネットで調べたり、年長者に聞いて間違いのないようにしましょう。
書き方のポイントはこんなものです。
マナーがわかってないなあ、と恥をかくのは、封筒の選び方を間違っているからです。
まず、金額に応じたのし袋を選ばなくてはいけません。
大抵のし袋のパッケージの裏には目安の金額が書かれているので、購入時にはよく見ましょう。
そして、何より大事なことは、水引の種類です。
水引には結びきりと蝶結びがあります。
結婚の御礼やお見舞いの快気祝いには、結びきりを使います。
二度とあってはならないことなので、
蝶結びのように何度もほどけるものはいけません。
逆に出産祝いのお返しなどは、何度あっても喜ばしいことなので、
蝶結びを使います。
最近はおしゃれなのし袋も増えています。
イラスト入りであったり、カラフルなものであったり、種類も豊富です。
が、こういったものは友人同士の間柄だけにしておきましょう。
年配の方にはふざけたように思われるかもしれません。
お礼金の封書書き方~のし袋付属の中袋はどうする!?
のし袋を正しく選び、表書きもきれいに書け、
やれやれ、あとは渡すだけ、ではありません。
のし袋には中袋がついているはずです。
無地の一回り小さい封筒です。
これにお金を入れてからのし袋にいれるのですが、
うっかり忘れてお金をそのままのし袋にいれる方もおられます。
また、中袋に入っていても、何も中袋に書かれていない方も結構おられます。
中袋の表には中央に 金 壱万円 と書きます。
一、二、三、ではなく壱、弐、参の漢字を使います。
そして裏面には、左端に住所と名前を書きます。
お礼金ではありませんが、香典などのように受付の人に渡す場合など、間違いが起こらずに済みます。
また、電話番号は知っていても、住所を知らなかった、
という方もおられるでしょうから、住所は書いておきましょう。
さいごに心がけること
今まで、ビジネスマナーはそこそこ身に付いていても、冠婚葬祭に関しては親任せだったことと思います。
就職祝のお礼状も書いていなかったかもしれません。
ですが、結婚してからは、親には頼れません。
男性は女性に任せず、一緒に一からいろいろと、
冠婚葬祭に関して学んでいきましょう。
女性も男性に恥をかかせてはいけない、という心構えでわからないことはうやむやのままですまさず、調べたり聞いたりしてマナーを身につけていきましょう。
聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥という言葉を肝に命じていれば
自然とできるでしょう。
お礼金の封筒の書きかたは、型が決まっているので難しくありません。丁寧に心を込めて書きましょう。
それよりも大事なのは、のし袋の選び方です。
粗相のないようにしっかりと選びましょう。
中袋にも金額、住所、名前を忘れずに書いておきましょう。
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