インフルエンザにかかる人が多い季節になってきました。
特に妊娠していると風邪やインフルエンザに罹りたくないですよね。
もしかかったとしても重症化しにくくなるといわれるワクチン予防接種。
今回は、妊婦さんがインフルエンザを受けるタイミングや種類、胎児への影響についてまとめます。
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インフルエンザの予防接種を妊婦は初期に接種OK?
予防接種を妊婦が受ける場合には、担当医の判断で、妊娠初期でも中期でも後期でも受けることができます。
厚生労働省の報告資料でも、以下のような記載がありました。
「流産が怖いから妊娠初期にワクチンを接種したくない」という人がいますが、妊娠初期にインフルエンザワ
クチンの接種を受けたことで、流産や先天異常が起こりやすくなるという報告はありません。URL:http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/pdf/ninpu_1217_2.pdf
妊婦は免疫力が落ちるので、妊娠中にインフルエンザに感染すると肺炎などの合併症になりやすく、症状が重くなるとの報告もあります。
ですのでなおさら「予防」が大事ですね。
インフルエンザ予防は防腐剤なしがいい?
インフルエンザの注射には、防腐剤(保存剤)として水銀が微量ですが含まれているものもあります。
どれくらい「微量」かというと、日本人が摂取している1日の量の半分程度。ですので、胎児やお母さんに影響が出る量ではないとされています。
それでも、少しでも安心なものを摂取したいという場合には、防腐剤なしのワクチンもあります。我が家も防腐剤フリーのワクチンを接種しました。
インフルエンザ予防接種は胎児や母体に副作用がある?
先ほどご紹介したとおり、防腐剤が入っているものでも胎児へは影響を及ぼさないとされています。
また、母体への影響については、卵アレルギーを持つ人は医師への相談が必要です。問診のときに聞かれると思います。
母体に出る反応としては、(比較的)よくある症状として、
・接種部位の赤身や腫れ、赤疹
→10人に1~2人程度
・発熱や頭痛、寒気や体のだるさ(2、3日続く場合もある)
→10人に0.5~1人
まれに、起こる副反応としては、
・接種後30分以内でのじんましんやアナフィラキシー症状
・けいれん、肝機能障害、ぜんそく発作など
が起こる場合があるとのこと。
心配な症状がある場合には医師に問診のときに聞いてみましょう。
まとめ
インフルエンザは発症すると高熱が出てきついです。妊娠初期から受けることができるので接種を考えている方は早めに受けられることをおすすめします。ちなみに、妊婦の接種は1回でいいとされています。
費用については、自治体によっては助成金を出しているところもあるので、市町村に問い合わせてみましょう。
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