インフルエンザと風邪との症状の違い、わかりますか?
なかなか判定が難しいですよね。今日はその違いや見分け方についてです。
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風邪?それともインフルエンザ?症状の違いについて
インフルエンザとかぜとでは症状や発症、症状が出る部位が違ってきます。
以下、それぞれの「症状」、「発症するまでの期間」、「症状が出る部位」について、
厚生労働省の資料からの引用です。
わかりやすい違いは、「発症するまでの期間」と「症状が出る部位」です。
「症状」については、以下のとおりほとんど変わりません。
かぜ
症状:
発熱(場合によっては高熱)
頭痛
せき
鼻水が出る、鼻づまり、くしゃみ
のどの痛み
発症:比較的ゆっくり発症する
症状が出る部位:鼻やのどなど局所的に症状が出る。
インフルエンザ
症状:
高熱
頭痛
せき
鼻水が出る、鼻づまり、くしゃみ
のどの痛み
筋肉痛や関節痛
発症:急激に症状が現れる
症状が出る部位:全身の強い倦怠感があらわれる
風邪とインフルエンザの見分け方
症状だけをみると、先に紹介したとおり風邪を引いた時と似た症状のために判断は難しいというのが正直なところだと思います。
ただし、
「高熱が出ているか」、「全身の倦怠感が出ているか」といったポイントは特徴のある違いですので、ひとつの判断基準になります。
また、会社や家族と行った濃厚接触する方が感染しており、そのときに症状が出たといったような場合にも怪しいですね。
感染したと思われてから24時間以上経過すると、病院でインフルエンザに感染しているかを判定できます。
こちらの検査では、a型とb型の違いもわかります。
インフルエンザa型とb型の違いについて
「a型」と「b型」というのは、インフルエンザの型です。
どちらに感染しているのかは、病院で15分程度あれば結果が出る検査でわかります。
綿棒で鼻やのどのまわりをチョコチョコと触って粘膜を採取して調べる方法です。
型を判定する検査では、「陽性」となればインフルエンザと判断されます。
ですが、発病直後には、インフルエンザ量が少ないために正しい判定できないので、本当は感染していたのに「感染していない」と判定される場合もあります。そのときは時間があれば翌日再度検査しましょう。
a型、b型それぞれの特徴をまとめます。
a型
こちらがいちばん流行しやすい
例年、12月から1月にかけて流行することが多い
また、ヒトからヒトだけではなく、動物からも感染
風邪の症状と似ている
b型
a型の流行が終わってから2から3か月後にまた来ます。
高熱が出ないことがある。(=周囲への感染に十分注意が必要!)
消化器系の症状が現れやすい(腹痛、嘔吐)
高熱の後に中耳炎や肺炎といった疾患が現れる
まとめ
インフルエンザと風邪とは、症状がほぼ同じため見分けがつきにくいのです。
ですが、発症後とはなりますが、病院での検査で判明します。そのとき、a型とb型のどちらであるか(それともc型?)もわかります。(発症後24時間以降後)
症状を知ったところで対応方法を図ることは難しいのですが、学校や職場に通勤・通学するかの判断材料となりますね。
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