「猫が置いていたチョコを食べてしまった。」犬だともっとも与えてはいけない食べ物の一つだとも言われますが、猫も同じで、最悪の場合には亡くなることもあります。
万が一食べてしまった場合の対処方法や中毒症状の特徴、致死量についてまとめます。
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猫がチョコを食べてしまった時の対処法
対処は早く!食べてしまったと気づいたらすぐ、1時間以内の処置が大事だと言われています。
近くに動物病院がある場合には連れて行きましょう。胃洗浄や下剤で吐き出させるなどの対処が考えられます。
家での対処方法として、「吐き出させる」ことができます。
オキシドールを3倍希釈したものを20cc程度飲ませることで吐き出させます。
塩水を使って吐き出させる方法もよく言われますが、吐き出すことができなかった場合に塩中毒となって重大な障害となるかもしれないので避けましょう。
あとは、細長い棒や指で舌の奥を刺激する方法もあります。
猫のチョコ中毒症状はどんなもの?
チョコの中毒症状は、3から4時間程度で出てきます。
チョコに含まれる「テオブロミン」が心臓や中枢神経にダメージを与えるための中毒症状です。
人間だといいのですが、猫はこのテオブロミンを素早く分解できないんですよね。
症状としては、
嘔吐
下痢
けいれん
興奮状態が続く
白目をむく
不整脈
などで最悪の場合には死に至る場合も。
猫がチョコを食べた致死量は?
猫の体重1kgあたり、テオブロミンの量で250から500mgが致死量。
体重1kgあたり100mgから150mgで中毒症状が出てきます。
ミルクチョコだとそんなに入っていないです。
だいたい、一般的な板チョコは70g程度で、その中に、チョコレート100gあたりテオブロミン160mg程度。
ダークチョコだと、450mgから650mg、
それよりもっと多く含んでいるのは、パン焼き用のチョコで、100gあたり1300mgから1600mgです。
2キロの猫だと、テオブロミン500mgから1gが致死量、200mgから300mg程度で中毒症状が出るということに。
ダークチョコの場合には100gで致死量に達します。
濃いチョコレートは要注意!
まとめ
結論!猫がチョコを食べた場合、ミルクチョコなどテオブロミン含有割合が少ないものを少量だったら大丈夫なことが多いのですが、いわゆる「濃いチョコ」の場合には要注意です。
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