骨粗鬆症といえば、お年寄りがなるものと思っていませんか?
産後の骨粗鬆症という問題が注目されて久しいですが、自分は大丈夫!と思われている方が多いのが現状です。
産後の骨粗鬆症はもちろん、老後の骨粗鬆症予備軍になるかどうかは、若い頃が決め手です。
食生活が豊かになった半面、骨を弱くしてしまう物質を含む食べ物も多く出ています。食べ物、そして骨に与える刺激で骨粗鬆症を予防しましょう。
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妊娠時の骨粗鬆症って?
骨がもろく、スカスカになり、進行するとちょっとした衝撃で骨が折れやすくなったり、背中が曲がる圧迫骨折を起こす症状です。最近では、骨密度を強化しようと、乳製品をとることが推進されたりしているので、名前を知っている人も多いでしょう。
進行するまで、自覚症状がないのが怖いところです。じわじわと骨はもろくなっていっても、すぐに症状は出ません。一番著名に出るのが、女性であれば、産後、閉経後、老後なのです。男性に比べて、エストロゲンというホルモンのバランスに大きく影響を受けるので注意が必要です。
妊娠出産時には特にカルシウムはコツコツとること
骨の強度の源である「カルシウム」が大切というのは有名ですが、カルシウムは実に吸収されにくい物質です。カルシウム単体では体内に吸収されず、ビタミンDと一緒に摂取する必要があります。さらにビタミンDが、日光を浴びビタミンD3に変わり、初めて体内に取り込まれるのです。
吸収されにくいからこそ、食べ合わせと、若いころから取り続けることが大切です。いわば貯金と同じで、年をとってから取り始めては既に遅いという状態になるのです。
カルシウムの吸収を阻害する物質
時間がないから、インスタント麺、おいしそうだなとコンビニでスナック菓子を買う、若い頃はそういった生活が当たり前になっている方も多いでしょう。
ただ、それらには食品添加物「リン」が多く含まれており、過剰にとることで骨を脆くすることが分かっています。リン自体も、骨や歯を作る成分ではありますが、とりすぎるとカルシウム量を低下させるのです。
ベストは、カルシウムとリンの血液中の割合が1:1~1:2だと言われています。吸収されにくいカルシウム対多くの加工食品や添加物に含まれるリンという事で考えても、すぐにとりすぎてしまう物質です。
骨を強くして骨粗しょう症を予防するには骨に刺激を!
食事に気をつけることと、骨に適度な刺激を与えることが骨を強くするには必要です。 刺激というのは簡単に言うと運動です。 ただ、スポーツを急に始める必要はありません。ウオーキングなど、歩くことで十分です。 自分の体重を乗せ、足が地面につき、地面を蹴るというその動きと、地面からの衝撃が、骨にはよい刺激となるのです。つまり、水中ウオーキングは骨への刺激とはなりませんのでお気を付けください。 さいごに
妊娠中、お母さんは、赤ちゃんの骨格を作るため、自分の身体の中のカルシウムを胎児に送ります。その為、産後はカルシウム不足となり骨粗鬆症になってしまいます。
ただ、子育てをするのに、体力も丈夫な体も必要となりますよね。
日頃から、食事と20分程度のウオーキングを取り入れながら、予防をしていきましょう。
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