花粉症と風邪の症状は、似ているので違いが
わかりにくいんですよね。
今回はその違いを整理します^^
また、風邪薬は効果的なのか、
初期の対策方法として有効な方法には何があるのかを
今一度まとめます。
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花粉症と風邪症状の違いを整理
症状ごとに整理していきます。
風邪の各症状はこちら。
一方で、花粉症の症状はこちらです。
花粉症 | ← → | 風 邪 |
透明でサラサラ | 鼻水 | サラサラから黄色く粘るものに変化する |
1〜2ヶ月ほど続く | 鼻づまり | 数日で治る |
1日中出る。多いと1度に何回も出る | くしゃみ | 続いても3〜4回 |
かゆくなったりするが、痛みはない | のど | 痛くなったり、咳が出る |
目がかゆく、涙が止まらない | 目のかゆみ | なし |
ほとんどなし | 熱 | 熱が出る。高熱になると体がふるえたりする |
参考文献:ぶんか社「花粉症がいますぐラクになる本」
まとめると、次の症状が複数個あてはまる場合には、
花粉症の可能性ありです。
・くしゃみが1日中続いている
・目がかゆい
・毎年、同じ時期に症状が現れる
・鼻づまりが1〜2ヶ月続いている
・涙が止まらない
次の症状があてはまる場合には、
風邪の可能性ありです。
・鼻水が黄色く粘り気がある。
・熱がある。
・のどが痛く、せきやたんが出る。
同じ「鼻水」でも違いがありますし、
鼻づまりやくしゃみは頻度や続く期間に差があります。
目のかゆみや熱は花粉症なのか風邪かで
症状が出なかったりするのでわかりやすいですね。
花粉症に風邪薬は効果的?
風邪薬を飲むことで、花粉症の症状がやわらぐことが
あります。
「総合感冒薬」と呼ぶように、鼻水を止めたり、
熱を下げて咳やたんを抑える成分が入っているからです。
症状は和らぐかもしれませんが、花粉症の場合には、
アレルギー性鼻炎用の薬を選んだほうがいいです。
正常な状態なのに、体に不要な成分を与えることにも
なるからです。
花粉症初期の対策方法は?
「花粉症かな〜」と思ったら、初期の段階ですぐに
対策することをおすすめします。
初期だと、鼻やのどの粘膜の炎症が進んでいないため、
正常な状態に戻しやすいからです。
具体的には、
病院に行って鼻炎用の薬を処方してもらい服用したり、
日常生活に花粉予防を取り入れましょう。
マスクや花粉用メガネなど、いろんなものを取り入れると
症状がやわらぐ可能性が上がります。
どうしてかというと、「花粉症にはプラセボ効果が高い」と
いわれているからです。
プラセボ効果というのは、「偽薬効果」のこと。
「本当は効果のないもの」であっても、
思い込みで症状が緩和するという効果です。
花粉症をはじめアレルギー性鼻炎の症状には、
このプラセボ効果が硬いことが知られています。
いろいろな民間療法もあるので、積極的に取り入れることで
症状が緩和するかも!?
ちなみに、厚生労働省が花粉症の民間療法の効果について、
患者さん自身の評価アンケートを行った結果はこちらです。
効果あり | 効果無し | 不明 | |
漢方 | 50% | 35% | 15% |
甜茶 | 14% | 51% | 35% |
鼻スチーム療法 | 46% | 44% | 10% |
鼻洗浄療法 | 46% | 54% | 0% |
クロレラ | 8% | 44% | 48% |
ハリ | 44% | 44% | 11% |
花粉グミ | 29% | 64% | 7% |
シソジュース | 18% | 36% | 45% |
シジュウム茶 | 40% | 40% | 20% |
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