今日は、知り合いで自称「部屋干しのプロ」という主婦歴8年の斉藤さんに部屋干し方法について教えてもらいましたのでご紹介します。
斉藤さんは季節天候に関わらず、通年部屋の中に洗濯物を干しているとのこと。
事の発端は小学生のころで、外に干していたブルマの中にミツバチが潜んでおり、何も知らずに足を通した斉藤さんはお尻を刺されてしまいました。それまで穏やかで何の暴力に襲われることのない人生を歩んできた彼女に、初めて襲いかかる理不尽な激痛。これは相当なトラウマを残したようで、衣類を外に干し続ける限り、いずれまた同じことが起こるかもしれない…そう思うとどうしても屋外に洗濯物を置いておくということが恐怖だったそうです。
彼女の様な理由から部屋干しを選ぶ人も少ないかとは思いますが、雨だけではなく花粉に黄砂…最近はPM2.5なんてものまで飛び交う世の中。お天道様のもたらす殺菌消臭効果は惜しいけれど、外干しを躊躇される方も増えてみえたのではないでしょうか。そんなあなたに、主婦歴8年•筋金入りの部屋干し族である私の試行錯誤の奮闘の日々をご紹介したいと思います。
部屋干し洗剤の効果!実際に使ってみた…
まず手を出したのが、ど直球に「部屋干し用」を謳う洗剤でした。これを使うことでドブの様な雑巾の様な臭いは確かに無くなったのですが…何だか薬品臭い気がする。ミントとかスッとする匂いが好きな方ならこれを爽やかだと感じるのかもしれないのですが、塩素的な臭いが苦手な私にとっては悪臭が悪臭に変わっただけでした。これは色んなメーカーさんを渡り歩きましたが、どれも私にとっては似たり寄ったりに感じました。
次は、とにかく好きな香りの強い洗剤を選びました。良い香りが漂えば、そちらに意識が集中して悪臭を誤魔化せるのでは無いかと考えました。これもかなりの悪手でした。キツイ体臭に香水を振りかけてニオイが混じってえらいことになる…それの洗濯物版といった事象が起きました。好きな匂いが好きな匂いでなくなっただけでした。
とはいえせっかく見つけた良い香りの洗剤、これは是非とも活かしたいと考えました。そうして私は洗濯のやり方そのものを見直すに至りました。どうしてこの悪臭は湧いてくるのだろう。そこを突き詰めて見つめた結果、重要なのは乾くまでのスピードにあると閃いたのです。悪臭の正体は湿った洗濯物に繁殖する雑菌。それであれば、湿っている時間を極力短くすることが防臭のカギであると考えました。
部屋干しの臭いを防ぐのに効果的だった予防方法はこんな感じ
まず洗濯機が止まったら、時間を置かないですぐに干し始める。
ハンガーに洗濯物をかけて部屋に干したら、
扇風機をつけました。首を回して、満遍なく洗濯物に当たる様に風を送りました。ただ空気の周りを良くするだけで、乾くまでの時間はグッと短縮した様に感じます。そしてやはり、悪臭をかなり抑えることに成功しました。
あの洗剤の良い香りが仄かに漂ってきます。
そうしてさらに乾燥時間を短縮させようと、部屋干し用の除湿器を導入しました。20000円ほどの手痛い出費ではありましたが、これがかなり良かったです。悪臭はもはやゼロと言って良いほど少なくなりました。部屋の上の方では無く、布団干し用の背の低い物干しにかけ機械との距離を縮め、扇風機も同時使いしていたことも良かったのかもしれません。
洗濯物の香りが良くなるとなんだか楽しくなって、柔軟剤の香りにもこだわって楽しめる様になりました。友人の話だと外干しだと洗剤や柔軟剤の香りは飛んでしまって薄くなってしまうそうなのですが、部屋干しだと鼻につかない程度の強さでしっかりと留まってくれています。もちろん、主人から泣きのクレームが入ることもなくなりましたよ。
さいごに
初めの頃は大変苦労しました。部屋干しといえばクサいの例に漏れず、我が家の洗濯物はそれはそれは酷い悪臭でした。ちょっと汗やなんかで湿ると漂ってくる雑巾臭…すぐに主人からもクレームが入りました。何とかならないかと哀願のような申し出に、一時は外干しも止むなしかとも考えました。しかし、あのかつて尻を襲った激痛を思うとどうしてもそうは出来ず、臭わない部屋干しの方法を何とか模索する道の方を選びました。
洗濯の仕方に気をつけることで、部屋干しだからこその良い香りを洗濯物に漂わせることもできます。「臭くなるから部屋干しはイヤ」という先入観を持たないで、いつでも良い香りの洋服を身に纏って過ごして下さいね。
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