娘が小学校4年生、息子が2年生の時、ジェルキャンドルを作りました。
家族で遊びに行ったワイナリーの施設の中に、ガラス工房があり、そこでガラスのパーツを使ったジェルキャンドル作りを体験できることを知って、やってみることにしたのです。今日はそのときの体験談です。
ジェルキャンドルの作り方
最初はそんな目的で行ったのではないし、難しいかな、と思いましたが、聞けば子供でもそれなりにできるし、ちゃんと教えます、ということだったでした。ちょうど夏休みも近く、出来上がったら毎年何を作るか苦労する、工作の作品として学校に持っていけばいいじゃないかと、いいことを思いついた気分でした。
はじめに、ガラスの容器を選びます。何種類かありましたが、シンプルな丸いコップ型のものを選びました。ここまでは2人とも同じです。次に、中に何を入れるか考えます。この時キャンドルの芯になる糸を挟んだ割り箸をコップの上に渡しながら作業を進めます。
コップの中にカラーサンドを敷き、その上に好きなパーツを入れてその上からジェルを入れ一つの作品を完成させるというのが、大まかな作業の流れです。ジェルは熱い状態で入れ、冷めると固まりロウのようになります。ジェルが固まったら、割り箸を外して完成です。
ジェルキャンドルを作る体験で工作課題に取り組みました
コップ選びまでは同じだった2人ですが、カラーサンドは違う色を選びました。少しずつ違う色を重ね、何層かにします。
次に、パーツ選びです。パーツはガラス製の物や、アクリルのものもあったようです。動物、木や花、星やハートなどモチーフはいろいろあって、色も豊富でした。砂の色、パーツの色・形、配置のバランス、工程はそんなに複雑ではないのですが、それぞれに個性が出るものだなと思いながら眺めていました。
1時間ほどかかったでしょうか。最後に指導してくれた方が、透明な熱いジェルを流し込んでくれました。
ジェルが冷め、出来上がるまで少し時間がかかるということだったので、その辺をブラブラしてくることにして一通り遊んでガラス工房に戻ると、キャンドルは出来上がっていました。
娘は丁寧に、きちんと配置されたパーツと、ピンクを中心とした同系色の作品です。作業そのものも丁寧で、時間がかかるのですが、考えているというか、迷っている時間が長くて、決めるまで時間がかかるので大変でした。一方息子は赤、青、白のトリコロール(もちろん本人はそんな言葉を知らずに作ったわけですが)の砂の上にはっきりした原色パーツが並びます。子供らしくそれほど迷いなくポンポンと置いていきます。選ぶのも直感ですし、置き方も無造作ですが、その割にはなかなかバランス良くできていて、意外にもセンスがあるようでした。
出来上がった作品が思った以上に良くできていて、満足しながらできたキャンドルを袋に入れてもらい、お礼を言って店を出ました。
ジェルキャンドルの使い方
数日後、ガラス工房から一枚の写真が届きました。
私がお店で売られているガラスのアクセサリーなどを見ている間に工房の方が写真を撮ってくださっていたようでした。
お店としてはちょっとしたサービスだったのかもしれませんが、こういうのってとってもうれしいですね。
そういえば、帰り間際、住所を聞かれたことを思い出しました。
写真の中で、できたキャンドルを持ってニッコリ映る2人の顔を見ながらいい思い出になったと感じました。
できたキャンドルは今でも、リビングのテレビの両脇にそれぞれ置いてあります。キャンドルなので、火を灯すこともできるはずですが、そうする気にはなれません。何度か部屋の模様替えをしたり、テレビ台の上を片付けるたびに、一瞬どうしようかと思うのですが、結局そのまま飾っています。
そして、あの時の写真も時々出しては眺めてみるのです。
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