汚れはアルカリ性と酸性があります。
重曹とセスキはアルカリ性だから酸性の汚れを。
クエン酸は酸性だからアルカリ性の汚れを取ることができることになります。
セスキは洗濯剤としても優秀なので、家の中の掃除、全てできてしまうのです。
重曹とセスキとクエン酸って何がいいの?
重曹とセスキとクエン酸があれば、全ての掃除がでいるといわれていますが、
どうしてなのでしょうか。
まず、重曹とセスキとクエン酸の違いについて説明していきましょう。
重曹は、弱アルカリ性の白い粉です。
水に溶けにくい性質があるので、研磨剤のように使ったり、
また油汚れ、手垢、皮脂、たんぱく質といった汚れを
中和、分解作用があります。
酸性の汚れ、臭いに対して効果があります。
またふくらし粉、胃腸薬としても昔から使われてきたものです。
セスキは、セスキ炭酸ソーダといいますが、炭酸ソーダと重曹が、
約半分の割合で混ざった粉末の状態のものです。
重曹よりアルカリ性は強く、水には溶けやすいので、
洗浄剤としても使われています。
クエン酸は、柑橘系に含まれているクエン酸で、無色無臭の粉末です。
食用添加物としても使われています。
カルシウムを溶かす、アンモニア臭、ポットのカルキの洗浄、
水垢、洗濯の柔軟剤、リンスとして使われます。
クエン酸は、酸性なので、アルカリ性の汚れ、臭いを中和してくれます。
クエン酸は殺菌作用があるので、台所のシンクの水垢を落としながら、
殺菌もしてくれるのです。
アルカリ性の重曹とセスキ。セスキのほうが重曹より、アルカリ性が強く、
水に溶けやすい性質から、洗濯から家の掃除と重曹より幅広く使えます。
酸性のクエン酸は、アルカリ性の汚れ臭いの中和をしてくれるので、
水垢、アンモニア臭に効果があるので、トイレ掃除、
お風呂掃除に向いています。
洗濯の柔軟剤としてもクエン酸をつかって、
繊維を柔らかく仕上げてくれる効果があります。
重曹やセスキ、クエン酸だけで掃除から洗濯までできる。
家の汚れや臭いには、アルカリ性と酸性に分けることができます。
重曹とセスキはアルカリ性。クエン酸は酸性になります。
アルカリ性の重曹とセスキで、酸性の汚れと臭いを取り除き、
酸性のクエン酸で、アルカリ性の汚れと臭いを取り除くことができます。
そして重曹とセスキは、同じような作用ですが、
セスキは、重曹より水に溶けやすく、アルカリ性が強いので
重曹より洗浄力があるということになります。
セスキで洗濯すると、皮脂汚れはもちろんですが、
消臭作用によって部屋干しに効果的なのです。
重曹は水に溶けにくい性質から、
クレンザーとして焦げ落としといった研磨剤として効果があります。
クエン酸は、トレイ掃除に尿やアンモニア臭に効果があります。
トイレの便器掃除は、重曹2、お湯2、クエン酸1の割合で、
まず便器の中に重曹を入れて、クエン酸とお湯入れると、
ジュワジュワと発泡してきます。
炭酸の力で汚れを浮かび上がらせてくれます。
この方法は、排水溝にも使えます。
汚れ、臭いそしてクエン酸によって殺菌もしてもらえるのです。
毎日の掃除が楽になるように、スプレーボトルを作っておくといいでしょう。
重曹なら、水100mlに対して小さじ1杯、セスキなら水500mlに対して小さじ1杯。
クエン酸は、100mlに対して、小さじ1/2をを混ぜ合わせて作っておきます。
セスキはアルカリ性が強いでの、少し濃度を薄めたほうがいいでしょう。
アルカリ性が強く肌あれしやすいので、
ゴム手袋を使用することをおすすめします。
最後に
重曹、セスキ、クエン酸は、原料が自然界にあるものです。
環境にも優しく、敏感肌や化学物質アレルギー、
小さい子供やペットのいる家庭でも安心して簡単に掃除ができるのではないでしょうか。
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