数年前に話題になりましたが、産後クライシスという言葉をご存知でしょうか?昨今、愛し合って子供を産んで幸せなはずなのに、出産後数年以内に離婚する夫婦が増加傾向にあります。
産後クライシスとは、産後に様々なことが要因となり、夫婦関係が急激に悪化してしまう状況のことです。
産後クライシスは、ひどい場合離婚にも発展しますので、産後の言動には夫婦共に気をつけなければなりません。
今話題の産後クライシスを避けるためには、一体何に気をつけて、何をすればいいのでしょうか。
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5人に1人が体験!我が家の産後クライシス
今や5人に1人が離婚危機とも言われる時代です。
産後クライシスに直面しているご夫婦も、非常にたくさんいます。
離婚する家庭の中で、最も多いのは産後2年以内の夫婦というデータも出ています。
それほど産後の問題は深刻で、重要視しないといけないことなのです。
産後クライシスに直面していなくても、予備軍となっている夫婦も増えつつあります。
少しでも心当たりがあるようなら、早めに改善策を練りましょう。
産後のママの体について
産後、ママの体は想像以上にボロボロです。
悪露も続きますし、精神的にも不安定な状態です。
そんな中休みなく始まる育児も、きっとパパが思っているよりも大変なのです。
授乳してはオムツ替えの繰り返し。
言葉も通じない赤ちゃんと、一日中家の中で生活しなくてはなりません。
ストレスも溜まりますし、疲労もピークになり、その上寝不足です。
疲れきったママに対して、「早く片付けろ」「ご飯まだ?」「赤ちゃん泣いてるぞ」など、無責任で投げやりなものの言い方はしていませんか?
また、無理にセックスを迫ったり、休みの日に一日中出掛けたりしていませんか?
産後ママの気持ち
ママは、もっと育児に参加してほしい、自分の体調を分かって欲しいと思っているはずです。
自分のことはなるべく自分でして、できる家事は手伝いましょう。
そして赤ちゃんのことにも興味をもって、抱っこしてあやすくらいはしてあげたいですね。
一緒に育児をしていると実感できるだけで、ママの気持ちは随分変わります。
見た目だけでは分からない、産後のママの状態を理解して、サポートしてあげることが非常に大切です。
産後ママにできること
産後クライシスに直面したご夫婦は、ママがパパを一方的に責めているケースが多いようです。
しかし、ママにも産後クライシスを回避するためにできることがあります。
まず、自分の体調のことや育児の悩みなどを、パパに直接話して相談していますか?
男性は非常に鈍感なので、女性の体調の変化に気付けないものです。
たとえ産後であっても、ママが家事をこなしてしまうと「大丈夫なんだ」と思ってしまうのです。
そして、次の日に家事ができていないと「どうしてやっていないんだ」という認識になってしまいます。
ですので、昨日はできたけれど、今日はこういう体調だからできないんだということをパパに伝えないといけません。
産後のデリケートな体や心の変化は、パパには分からないのです。
パパに聞かれなくても、今日はこんな体調だということや、家事や赤ちゃんのお世話など手伝って欲しいことがあるのならきちんと口で伝えましょう。
そうすることで、パパも「必要とされているんだ」という気持ちになれますし、男性はお願いすれば案外喜んで手伝ってくれるものです。
「うちのパパは分かってくれない」と決め付けずに、言葉でまずは伝えることを試してみましょう。
黙っていてもパパは何も手伝ってくれません。
少し面倒でも、コミュニケーションは大切なことです。
お願いしたいことは、思い切ってパパに甘えてみましょう。
さいごに
産後クライシスは、夫婦のちょっとした心がけで必ず回避することができます。
話題の言葉ですが、それにのまれないように産後の夫婦関係には十分注意しましょう。
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